紙サイズA判・B判の基本と、サイズ早見表
デザインの現場でも、日常生活でも、日常的に使う紙には基準になるサイズがあるのを知っていますか?
紙サイズはデザイナーや印刷会社との共通言語にもなるので、制作物に適した紙のサイズを知ることはとても大事です。用紙サイズとして一般的なA判、B判についてご紹介します。
知っておくと便利な紙サイズの基準
A判は国際基準の規格で、B判はJIS(日本工業規格)による日本独自の規格です。紙のサイズの規格は他にもありますが(写真プリントや官製ハガキのサイズもそのひとつです)、このAB判が一番身近な規格と言えるかもしれません。
紙を入れるファイルやパネル枠などのサイズがこのAB判に適しているので、逆にそれ以外のサイズで制作物を作ってしまうと「うまく入らない」など不都合が起きることがあります。また、規格以外のサイズ(変形サイズと呼びます)で作ろうとすると規格サイズよりも金額が高くなる可能性もあります。
A判・B判 紙サイズ早見表
日々紙の制作物をデザインするデザイナーでもこの全てを暗記してはいませんし、Illustratorなどのデザイン用ソフトでは紙サイズを選んだら自動で設定されます。なので、こういった早見表が見られるサイトをブックマークしたり、プリントして目の届く場所に貼付することはよくあることです。
※A・B判の紙サイズ早見表がこの記事の一番下からダウンロードできます。
小さいほど大きい?サイズの表記
お気づきかと思いますが、サイズ表記は数字が大きいほど紙サイズは小さくなります。0を半分に折って小さくすると1、その半分が2、その半分が3…と覚えてください。
日常で一番身近なサイズはA4でしょう。一般的なコピー用紙はA4で、それを入れるクリアファイルもA4サイズ用です。
次に身近なのはB5でしょうか。学校で使っていた教科書やノートはB5サイズが多いです。
紙のサイズ以外の確認ポイント
紙の制作物は、ポスターならA1〜A2サイズなどイメージとしては正解ですが、実際には掲出する場所の決まりごとに従う必要があります。駅構内などの駅貼りポスターはB0〜B2サイズと指定があるので、間違えると掲出を受け付けてもらえないことになります。また、作ってしまってからデザインの向きが違うとサイズは合っていても台無しです。縦向きか横向きかも大事な要素となるので事前の確認が大切です。
このように、制作物をデザイン会社やデザイナーに依頼する際は、作りたい物に適したサイズをイメージすることが大事です。上図を参考にしたり、どうしても分からない場合はお気軽にご相談ください。
A・B判の紙サイズ早見表
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A・B判の紙サイズ早見表
A・B判の紙サイズ早見表はこちらからダウンロードできます。自由に保管やプリントしてお使いいただけます。
A4サイズでプリントできるよう作成してあります。